最後にもうひとつ対応を迫られたのが「論作文」と「専門記述」です。「択一以外にそんな試験もあるのか…」と途方に暮れていましたが、私は三月の終わりから手をつけました。
この二つについても予備校や通信教育の活用がお勧めです。記述試験にはある程度の傾向があるので、専門家の蓄積を利用すると良いでしょう。
勉強法としては、設問に対し「『現状はなぜこのようになったのか』という問題提起」→「理由の説明」→「『現状の利点・問題点』は何か」→「問題点はどうすれば解決できるか」の順で回答を作成する、ということを心がけました。
ここで東京都庁の試験がありました。出来具合はどうかというと、択一は教養、専門の両方とも八割強の出来でした。なので「面接対策しなくちゃな」という心境で、五月の半ばには都庁に訪問してしまったりなんかするわけですが、結果は不合格でした。何故かといえば記述試験でヘマをやってしまったからです。
わたしは知り合いから「国家一種は記述試験で、解答用紙の裏まで書かないと合格しない」ということを聞いていました。現に、それを実行して国家一種の面接までこぎつけた知り合いもいました。
しかし、私はそれを都庁の試験でやってしまったのです。大学の教員に言わせると、「形式に合っていない文章は採点しない」らしいです。都庁の採点がそのように行われているかはわかりませんが、少なくとも大幅な減点を招いたことだと思います。
結局、「合格しているだろう」という淡い期待は、その後の私の勉強をおろそかにさせてしまいました。また、通るはずのものだと思っていた都庁に不合格を突きつけられたダメージはとても大きく、次に受けた県庁では全く歯が立たずに惨敗を喫することになりました。
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